その行動の目的は...
米国に到着しロスに駐車をしてあった車に乗り、まずは４日間セドナで過ごしてきました。
セドナでは時差ボケもあり、朝４時には目が覚めてしまう、せっかくだから朝日を見に行こうと思い、まずは気軽に行けるエアポートメサに行きました。
実は日本への一時帰国からずっと、ようやく手に入った一眼レフカメラをどこに行くにも持ち歩いていたのですが、驚いたことに日の出を見に行った早朝はカメラのことなど全く忘れていました。それもエアポートメサの頂上に行き、主人から言われるまでは全く気付きもしませんでした。
待つこと約１時間、ようやく登り始めた朝日を見ながら思いました。
「私はただこの瞬間この場所にいたかったのだ」と。私の無意識の目的はこの場所で朝日を見ることであり、朝日が昇るその瞬間を撮影しようということではなかったのだということです。
よく私たちは物事の結果は原因にあると捉え、その原因を探り始めます。もちろんその方法が間違っているとは言っていません。原因、つまり時間軸から言えば過去の方向になります。過去の何かが結果に結び付いているであろうという考えです。
であれば、私がカメラを完全に忘れたという結果は過去の何が原因だったのでしょうか？？？１日たりともカメラを持ち歩くことを忘れなかったのに…。
原因はわかりません。しかし、「朝日が出る瞬間、その場で朝日をただ感じたかった」と思えば納得です。つまり、ある目的（目標）のためにカメラを持参しなかったということです。これは時間軸で言えば未来になります。
以前フロイト、ユングと同様にその名が知られていると言っても過言ではない精神科医、アドラーに関する書籍を読んだ時のことを思い出しました。
彼はフロイトやユングに比べあまり著作を出してはいませんが、その中で「目的論」という彼なりの考え方について書かれていた部分があります。
私たちの思考や行動はどのような目的を持っているかによって違ってくるという捉え方です。
まさしく私がカメラを完全に忘れてしまった状態に当てはまります。
「どんな目的のためにこの行動をしているのか？（したのか）？？」
「皆さんの行動は未来の何かの目的のため」ということになります。
目的（目標）がなければ行動は惰性的なものになってしまうのかもしれませんね。
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潜在意識はいたってシンプルです。複数の目的（目標）を同時設定はしていません。
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