ようやく大学生

節分が終わり、急にこちらは暖かくなりました。最近は氷点下の日々を脱出し、積もった雪も急に溶け始めています。氷柱の家族も増えてきたなぁと楽しんでいたのですが、皆溶けてしまいました。

新学期も1カ月が過ぎました。夏休みまで後3カ月です…。昨年まではこの夏休みが待ち遠しくて仕方がなかったのですが、今年は驚くことにこの気持ちがありません。

ということで今日は「ようやく大学生かも」について書いてみます。

現在私は米国州立大学の4年生、後約1年で早いもので卒業です。

新学期が始まり授業を受けながら、そして課題をこなしながら、最近ようやく「大学生です!」と言えるようになってきた自分を感じています。

今までは、米国の大学生が受けている授業を観察していた幼稚園児の自分がいて、その後小学生、中学生になってきたような感じでしょうか。

大学入学の試験にパスしたとは言え「何言ってるの?」「出来るわけないでしょ」の日々がずっと続きましたから。

 

三輪車がようやく乗れるような子供がいきなり自転車を「補助輪なしで乗って走れ」と言われ走り続けてきたようなイメージです。

自転車に乗りながら最初は転びっぱなし。転び方を知らなかったのが転び方を覚えて、上手に転べるようになりました(これは一番得意になったかも知れません)。

坂を下る時にはスピードの落とし方がわからず、転落して骨折したり(心にヒビが入りました)。

恐ろしいからと思い、しばらく自転車を引っ張りながら歩いていましたが、これでは遅過ぎて間に合わず….。自転車から降りる時は坂を登る時だけにしようと学びました。

しかし、坂を登る時も自転車から降りて歩いていては間に合いません。これは立ちこぎするかと決意し息を切らしながら立ちこぎをし始めました。

立ちこぎのお陰で、腿から足全体に筋肉が着き始め、何だか以前に比べると走るのが楽になってきました。

同じく、立ちこぎのお陰でバランスの取り方が自然に身に付いたことに気が付きました。

そして4年生の現在、景色を見ながらそして風を感じながら走れる自分に気が付きました。

 

「準備完了!」を確認してから進まなくても、私達は自分が思う以上にはるかに適応能力が高いのだと思います。

進みながら身体も心も適応し、順応し、自然に身に付いているものなのだと思います。

ただ「続ける事!」。そして「続ける『勇気』」&「信じる気持ち」。これがあれば何だって出来る!そんな気持ちのここ最近です(ようやくです)。

「このまま大学院に行けるかも!」と今までは気が付かなかった美しい景色を眺め、ちょっといい気になって自転車を現在走らせています。

お互いに何歳になっても可能性を持ち続けて過ごして行きましょう。

 

NIBIWABO

YUKO